臨床心理士が行う新人研修~自分のコミュニケーションのクセを知ることから~

先日、かつて国が経営する三公社五現業の一つの子会社に
新人研修を依頼され講義を行ってきました。
 

講義は大きく前半と後半に分けて行いました
前半は基礎のメンタルヘルスについて
厚労省の指針に従って解りやすくかみ砕いて説明し
後半は参加者が自身のコミュニケーションの特徴を把握することに費やしました。

 
研修目的は、まず同期(相談できる)を作ること
そして自分たちのコミュニケーション癖を知り
良いところは伸ばし足りないところは補うこと。
 

更に自身の悪いコミュニケーション癖にどう工夫したか
また良いコミュニケーションをどのように活用したかを
半年後の研修に繋げるように課題を出しました。
 

具体的には、まず自分のコミュニケーションの型を知る
そして次に自らのコミュニケーション癖の悪いところをどのように改善し
良いところ見つけあい、どう伸ばすかを
グループワークを通して仲間同士でアドバイスすることをしました。
 

このグループワークを通して、自分に気づくこと
更に同期のことを理解しより知ること
それにより連帯感も生まれるからです。
 

何故、このグループワークが大切か?
昨今の心の不調者は誰かに相談することを
殆どしていない方が多いという実情があるからです。
悩みや問題を抱えたときに、誰かに話すことはとても重要で
同じ年代同期はかなりの助けになるのです。
 

社会人のうつの原因の多くを占めるのが職場の対人関係です
その多くは上司であったり先輩などとなっています
また、大きな企業では何でも第三者に相談できる
外部相談窓口を設置しているのにもかかわらず
ほとんど利用されないことが多いようです
本来ならばそのようなリソースを有効に活用して欲しいと思い
企業はコストを掛けているのですが・・・
 

そんな状況ですから普段から誰かに話せる環境や
周囲のサポートは非常に重要なのです。
その為にも社内状況を理解している
同期との関係性というものが重要になってくるのです。