アルコール依存症のについて

一言で依存といっても色々と依存物質や、程度があります
「依存症」と診断がついてしまった時に初めて治療の必要性が出ます
ところが「もしかして依存症かな?」と思っても
実際精神科や心療内科には行かないのが実情です。

依存と言っても色々とあり、手短なところはアルコール
賭け事、薬物、最近はスマホと色々あります。
まずはアルコールについて述べてみたいと思います
思い当たる人は自分がどの程度、依存症かチェックしてみては如何でしょうか。

《アルコール》
■6か月以内に下記の項目で当てはまるものはありますか?
1 お酒が原因で大切な人(家族や友人)との人間関係にひびが入ったことがある
2 せめて今日だけは酒を呑むまいと思ってもつい飲んでしまうことが多い
3 周囲の人(家族や友人上司など)から大酒のみと非難されたことがある
4 適量で止めようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう
5 お酒を飲んだ翌朝に前夜のことがところどころ思いだせない
6 休日にはほとんどいつも朝から呑む
7 二日酔いで仕事を休んだり大事な約束を守らなかったりしたことが時々ある
8 糖尿病、肝臓病又は心臓病と診断されたり、その治療を受けたことがある
9 酒が切れたときに汗が出たり、手がふるえたり、イライラや不眠など苦しいことがある
10 商売や仕事上に必要で酒を飲む
11 酒を飲まないと寝付けないことが多い
12 ほとんど3合以上の晩酌(ウイスキーなら4分の1以上、ビールなら大瓶3本以上)をしている
13 酒の失敗で警察に厄介になったことがある
14 酔うといつも怒りっぽくなる

結果、2つ以上に当てはまるがあったら依存度があるということに
なりますので要注意です
ただ経験上、仕事やプライベートの悩みなく睡眠中に
起きてしまうことが多くなるとやや危険なサインです。

やや専門的なことになりますが、アルコールの量が増えますと
REM睡眠(浅い睡眠)が減り、Non-REM睡眠(深い睡眠)が増えます。
一方、寝つきは良くなりますが、睡眠の後半に
交感神経(戦う時に使う神経といわれるもの)の活動が盛んになり
睡眠の持続が低下します。

よく、寝つきをよくするために寝酒をする方がいらっしゃいますが、
これは連用すると3~7日で耐性ができるため
お酒の量が増えてしまう可能性があります。
従って、禁酒すると寝られないのでまた飲酒してしまい
結果的に酒量が増えてしまうケースがあるので注意が必要です。


投稿日: 2015年7月27日 | カテゴリー: 精神症状
  • 昭和47年日本大学医学部卒業
    【専門分野】麻酔科、痛みの制御に関する基礎的・臨床的研究
    麻酔科医として勤務後、講師、助教授、教授と歴任し
    駿河台日本大学病院院長(平成23年10月まで)
    現在は日本大学総合科学研究所教授
    【その他経歴】
    日本ペインクリニック学会 代表理事
    日本慢性疼痛学会 理事長
    日本麻酔科学会 名誉会員
    日本疼痛学会 理事
    日本レーザー治療学会 理事
    日本臨床麻酔学会 理事
  • 順天堂大学医学部付属順天堂東京江東高齢者医療センター
    麻酔科学・ペインクリニック講座 教授
    【専門分野】
    ペインクリニック、癌性疼痛管理、術後疼痛管理、心臓血管系麻酔、脳神経麻酔、救急医学、ショックアナフィラキシーの病態機序、敗血症性ショック
  • 国立大学法人旭川医科大学医学部医学科卒
    ・精神保健指定医
    ・心療内科医
    ・精神科医