ストレスチェック ベトナム

わが国で働く外国人労働者の中で、ここ近年
特にベトナム人が飛躍的に増え続けており、ついに40万人を超えました。

外国人労働者数1位の中国に迫る勢い
厚生労働省の調査によりますと、昨年10月末では、国籍別の外国人労総者では
中国が最も多く418,327人(外国人労働者数全体の25.2%)。
次いでベトナムが401,326人(同24.2%)ですが、「前年同期比 26.7%増」となっており
増加率は1位となっています。
その増加率は、ここ数年で、飛躍的に伸びてきており
次回には中国を抜いて最も多い日本で働く外国人労働者になるのではないかと言われています。

ベトナム人労働者数を産業別でみてみると
〇製造業:14万7143人(ベトナム人労働者数全体の36.7%)
〇宿泊業・飲食サービス業:5万8360人(同14.5%)
〇サービス業:5万2286人(同13.0%)
〇建設業:4万6783人(同11.7%)
〇卸売業・小売業:4万3086人(同10.7%)
〇医療・福祉:4926人(同1.2%)
〇情報通信業:4645人(同1.2%)
〇教育・学習支援業:1627人(同0.4%)
となっています。
【出典:「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和元年10月末現在)(平成30年10月末現在)」(厚生労働省)】
ベトナム人が増える理由
ベトナム人が増えているのには、いくつかの理由があります。
まず、ベトナムに限ったことではありませんが、入管法の改正があげられます。
日本国内の生産年齢人口は2008年以降、減少の一途をたどっており、
建設業、サービス業、製造業をはじめとする、色々な業種での人材不足は深刻な問題となっています。
新たな労働者の確保のために外国人労働者を受け入れる改正入管法が昨年4月に施行された事、
つまり、外国人受け入れの制度が整備された事も理由の一つでしょう。

日本企業がベトナムに多く進出していることも理由のひとつなのかもしれませんが、
親近感を持ってくれている人が多く、ベトナム政府も技能実習生の送り出しをいち早く決めるなど、
積極的に後押しをしてくれていることも関係あると言えるのではないでしょうか。

一般的なベトナム人の人柄や仕事への姿勢の評価が高いという理由も関係あるかもしれません。
需要と供給があった事で、ベトナム人労働者の拡大につながっているのではないでしょうか。
日本語が第一外国語
ベトナム国内での日本語教育は中学校からでしたが、
2016年には英語に並び日本語も、小学校教育の第一外国語に加えられました。
もともと、日本語教育に積極的なお国柄の事もあり、日本語を理解しているベトナム人は多いです。
人柄や特徴
元々、ベトナム人は、向上心や向学心が高く、教育熱心な人が多いと言われている事がある傾向から
スキルアップのためなら、習い事やダブルスクールに励んだりととても勤勉だと言われています。
こうした国民性も、日本で広く受け入れられる傾向にあるのではないでしょうか。
又、特定技能の認定を受け易いという事も、受け入れる企業が多い理由の一つにあげられています。
ストレスチェックは母国語で
日常的な会話は行えるし、理解ができていても、メンタルを扱うストレスチェックでは
自分の心が素直に表現できる言葉で受けたいと考える外国人労働者も増えています。

事業者は労働者にストレスチェックを受けさせる義務がありますが
「調査票の質問や結果の日本語の意味が分からずに誰かにサポートしてもらわなければ理解できない」、「活気って何?、元気と違うの?」とか「倦怠感ってどういう状態?」など
正確なニュアンスが伝わらないといった事も多々あるようです。

日常的に会話ができていて十分日本語を理解している方でも
ストレスチェック受検時には、日本語で良いのか、ある程度理解できる英語などでよいのか
自分の心が素直に表現できる言語がよいのか等、しっかりと確認を行った方が良いでしょう。

当社では、外国語(多言語)でのストレスチェックサービス提供いたします。
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投稿日: 2020年4月20日 | カテゴリー: ストレスチェック外国語