アスペルガー症候群について

自閉症障害の中でも、言葉や記憶の発達に遅れがないケースは
「アスペルガー症候群」と呼ばれ
幼児期に言語発達の遅れがなく健常児と比べわかりにくいですが
対人関係の障害と興味や活動が限定されているというすることが特徴です。

発病頻度は1,000人中、数名程度で特に、男児に圧倒的に多いです。
知能は平均以上であるものの、コミュニケーションが上手く取れなかったり
不器用であるために孤立しやすく、他人が何を感じ
どう考えているかを理解するのが苦手な面があります。

例えば人が笑っていても、どうして笑っているのかが理解できなかったり
怒っていても、なぜ怒っているのか理解できず
他人に不愉快な思いをさせることが往々にしてあります。

学校では同級生から仲間はずれにされたり
共感ができずいじめの対象になったり、
会社では上司の言わんとすることが汲み取れず
仕事に支障が出る場合もあります。
また、いじめられることにより傷ついたり
うつ病やリストカットなどの二次障害を引き起こす場合もあります。

しかし関心のある事に関しては驚くべき高い能力を発揮したり
独創性を発揮する人も多く
社会的成功を収めている人も少なくありません。
ただし自分のテリトリーを侵害されることに対しては著しく攻撃的になる側面もあります。

ここ数年、成人でアスペルガー症候群と診断されるケースが増えています。
2次障害により精神的な問題を抱えることで
職場でのパワハラによるいじめや、リストラ、休職になることもあります。

原因は遺伝的、生物学的そして免疫学的な要因などが複雑に作用した結果
胎内での中枢神経系の発育時に何らかの問題が生じたのではないかと
考えられていますがまだ解明されたわけではありません。

現在では、対人関係のトラブルを解決することを
中心にしてトレーニングしています。
例えば行動療法や社会技能訓練などの治療法があります。
本人に対する援助だけでなその家族に対しても援助することが必要になってきます。


投稿日: 2015年7月24日 | カテゴリー: 精神症状
  • 昭和47年日本大学医学部卒業
    【専門分野】麻酔科、痛みの制御に関する基礎的・臨床的研究
    麻酔科医として勤務後、講師、助教授、教授と歴任し
    駿河台日本大学病院院長(平成23年10月まで)
    現在は日本大学総合科学研究所教授
    【その他経歴】
    日本ペインクリニック学会 代表理事
    日本慢性疼痛学会 理事長
    日本麻酔科学会 名誉会員
    日本疼痛学会 理事
    日本レーザー治療学会 理事
    日本臨床麻酔学会 理事
  • 順天堂大学医学部付属順天堂東京江東高齢者医療センター
    麻酔科学・ペインクリニック講座 教授
    【専門分野】
    ペインクリニック、癌性疼痛管理、術後疼痛管理、心臓血管系麻酔、脳神経麻酔、救急医学、ショックアナフィラキシーの病態機序、敗血症性ショック
  • 国立大学法人旭川医科大学医学部医学科卒
    ・精神保健指定医
    ・心療内科医
    ・精神科医