ウェブカウンセリング

「時代の移り変わりによってカウンセリングの形態も変化の時代?」
週末に日本臨床心理会主催の勉強会に参加してきました。タイトルは「ウェブカウンセリング」概論と倫理 主にアメリカにおいての現状
講師:跡見学園女子大 宮崎先生

前半は理論や、倫理規定の紹介と後半は実際にメールカウンセリングを実践するときのポイントを学ぶワークでした。

参加者は色々な分野で御活躍される臨床心理士さんで、産業領域の方も数名いました。
大手のEAP所属の心理さんによると、今後メールカウンセリング展開していくためにシステムを開発中ということでした。

“ウェブカウンセリング”という理念や実際のウェブカウンセリングは1995年ごろから始まったようです。
実際は、その当時はカウンセリングを電話やインターネット上で行うという事は臨床心理業界ではありえないことと捉えられていました。

しかし今や、若者はコミュニケーションが苦手になりつつある状況と、電話さえも持たない若者もおり、今後はオンラインカウンセリングが重要な位置を占めていくかと思われています。
特に今後はSNSでのカウンセリングの需要も見込まれているようです。
その証拠として千葉と東京のある区での実験的なSNSを通してのカウンセリングでは、メールカウンセリングの時よりもSNSを通してのカウンセリンのアクセス数は6倍にも及んでいました。

対面カウンセリングとオンラインカウンセリングの長所として
オンラインカウンセリングでは、場所や時間を選ばない、低コスト、忙しい人に適している、情緒的に開放的など、短所としては実際のカウンセリングと比較するとやはり効果のほどが低い、セキュリティに関して100%の保証ができない、危機介入ができない、時間のズレが生じるなどです。
今後は弊社でもメールカウンセリングをスタートしていく予定です。

by 公認心理師/臨床心理士 木村晃子

2019年3月25日
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